ひとりごと


2024


10/29   ジワる日本語



    


「イタリア女子が沼った・ジワる日本語」が面白い。
テシ・リッゾーリ(ケンブリッジ大学日本語科卒・27歳)著

日本人が書いたのかと思うような、流ちょうな日本語の文章。
世界中を旅した末にやってきた日本での、言語修行の様子が凄い。
どこへでも出かけて行き、誰とでも会話を楽しむ。
ヒッチハイク、出会い系サイトも活用して交流を広げる。
これぞ言語習得の近道かもしれない。

日本語は世界でも珍しい言語で、知れば知るほど面白いと。
ぬくもり、もったいない、手前味噌、顔が広い、方向音痴、
ドタキャン、暗黙の了解、ぼったくり…
普通に使っている言葉が新鮮に聞こえてくる。

ああ、日本語って奇妙奇天烈複雑怪奇…!





10/22   赤信号 みんなで渡れば… U



    


シンドイッチマンの会話


「人類は進化の道を走り続けているね」
「アクセルを踏みっぱなしでここまで来た」
「温暖化って赤信号じゃないの?」
「進化の道にブレーキはない」

「信号無視で突っ走ると、今に地球は住めなくなるんじゃない?」
「いつかは地球を使い捨てて他の星へ行くのさ」
「まじで?」
「すでに準備している国もあるらしいよ」
「うーん、それも進化か…」

「さんざん荒らして最後には見捨てられる地球」
「可哀想にな…」
「いや、むしろほっとするかも。青空の青信号だ!」
「地球に残りいたいよー!」





10/15   赤信号 みんなで渡れば… T


    


先日、検診のついでに骨粗しょう症の検査を受けた。
結果は同年齢の平均値で、年相応ということで一安心。

標準より下の数値だったら慌てたかもしれない。
でもみんなといっしょならいいじゃないかと思ったのだ。

しばらく経ってから気付いた。
年相応ということは、決して十分ではないということに。
本当は赤信号、ちょっと転べば骨折の危険があるということ。

みんなで渡っても危険は危険、青信号で渡りたい…。





10/10   赤信号 みんなで渡れば 怖くない


赤信号では止まろうよ!


このギャグ標語は、集団心理の恐ろしさを現しているんだとか。

例え正しくないことでも、みんながやっていればやる。
自分だけ反対する勇気はなく、同調する。
戦争中の庶民の心理もこれに近い。
一億玉砕とうたって突き進んだあの頃…
反対する者はいなかった。というよりできなかった。

「戦争もみんなでやれば…」となると、なんとも怖い話。
今戦っている国々も、犠牲者が増え続けてもやめる気配はない。
あの頃のように…。





10/4  天災は忘れぬうちにやってくる



    怖いような美しい空      photo by Michi


未来を予測したSF小説や映画ほどには、現代は進歩していないそうな。
一見快適になったかに見える暮らしも、自然災害には全く無力だ。

能登地方はまたもや災害に見舞われ、ほんとうにお気の毒…。
復興のための人海戦術に期待するしかないのが現実。

地震予知も大雨情報も、間際になるまで分からない。
日頃からの備えが大事ということでしかないのかもしれない。
天地が治まってくれることを祈るばかり…。


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