2023 10/31 超絶技巧 大竹亮峯作 「月光」(鹿の角・欅等) 水を注ぐと花が開く 三井記念美術館の「超絶技巧、未来へ!」展を見に行った。 以前、日曜美術館で取り上げられ、その緻密な細工に驚いた。 会場では、誰もが間近で食い入るように見ている。 根気と技術の結晶は、まさに神業。 どれくらいの時間をかけてどうやって作ったのか? と思うと、気が遠くなるような細かさ、美しさ。 人間はいったいどこまでやれるんだろうかと、ただただ感心…。 木工を始め、金工、陶芸、ガラス細工と、技法は様々。 しかも作者は皆若い。未来の工芸に期待! 福田亮作 「吸水」(黒檀、黒柿等) 実物大の蝶はもちろん、水の部分も木を磨いて… 10/26 これからの渋谷 遊びにいかない? 渋谷とか… 日本一?乗り換えが難解な駅と思われる渋谷駅とその周辺は… 建築家の内藤廣氏が再開発プロジェクトに挑戦中。(日曜美術館より) 渋谷は百年に一度の開発で、「世界一複雑な都市開発」になると。 駅周辺は坂が多く、方角によってはガラリと街の雰囲気が変わる。 片付かないテーブルの上みたいだと。 でも片付け過ぎちゃうと渋谷らしさがなくなると。 そんな思いから、地元の人や企業との話し合いを重ね、 渋谷らしさを生かす街づくり、駅づくりをしているらしい。 有名な建築家の建物は、斬新で目立つものが多い。 そんな中で、内藤氏の建物は、周りと共存し、溶け込んでいる。 人物そのものも、自然体で飾らない魅力的な方。 高知県の牧野富太郎記念館も氏の設計。 今や周りの木々に埋もれて自然と同化している。 予定では五年後、混沌とした渋谷が生まれ変わる。 その頃まで元気で渋谷を歩けますように… 10/20 秋の香り 急に寒くなり、秋は素通りして冬に直入かと思いきや… どこからともなく漂ってきたのは、キンモクセイの香り。 猛暑に負けず頑張っていたのね。 むしろいつもより香りが強いような気がする。 見回すと、ここにもあそこにも…。 近寄ると、小さなオレンジ色の花が密集していて可愛い。 あの牧野富太郎博士が命名したそうな 牧野新日本植物図鑑より こちらは銀木犀 photo by Minttea 10/14 乗り換えが難解な駅 一位……多くの路線が行き交う東京駅 コロナ感染以来、久々に電車に乗った。 渋谷駅で、JRから私鉄に乗り換えた。 改装工事で複雑になった構内をうろうろ…。 目的の電車のマークを追って、あちこち振り回された。 たぶん、足の悪い人にとっては難所中の難所。 エレベーターやエスカレーターの場所を探すのも容易ではないだろう。 工事中とはいえ、以前より不便になった。 渋谷駅は乗り換えが難解な駅ランキング第三位だそうな。 一位は東京駅、二位は新宿駅。 いやいや、立体交差や曲がりが多い渋谷を1位に推薦したい! ちなみに、今日は鉄道の日なんだとか。 10/8 素敵な詩 「なつのそら」 あおいそら しろいくも うるさいおとうと 産経新聞の「朝の詩」から、北里雪乃さん(7歳)の詩。 仮名だけの短い詩に、思わず笑ってしまった。 こんなに簡単に気持ちが表せることに感動! 何かとまとわりついてくる弟、気に入らないと泣く弟。 そんな弟の面倒をみるのが当たり前のようにいわれるお姉ちゃん。 でも嫌いじゃないのよね? 爽やかな青空や白い雲と同じようにね。 がんばれ!おねえちゃん!! 10/3 シルバーいろは川柳 W ムシカリの葉 最後まで笑えた人は、まだまだ大丈夫。 元気で長生きしますよ! 深刻になっちゃった人は、まじで真面目。 たまには羽目を外しましょう!! あこがれの あの子は 今頃どうしてる?(お婆さんに違いない) さんざんな 人生だったと 愚痴をいい(ここまでくれば立派です) きん曜に ハナが付かない 退職後(大丈夫。毎日がハナキン!) ゆうき出し 言えばよかった 好きだって(言ったら振られてたかも) めんどうと 言い始めたら もうおしまい(生きてるのも面倒に…) み練あり この世の全て 捨てるのは(あの世へ何も持っていけない) しんぼうが 身に付いたという 妻のひとこと(怖い…) えんりょとか つつましいとか もう無縁(もう本音しか出ません) ひとりきり 生まれる時も 死ぬ時も(みんなおひとり様です) もうできぬ 喧嘩、競争 浮気など(どれも体力が必要) せい命保険 入っても受け取りは 自分じゃない (今頃気づいた?) すべっても 笑ってもらえる 老いの冗談(笑類憐みの令?) んで終わり また「い」で始まる 輪廻転生(やれやれ、またかい?) 今からでも、良き来世を目指して頑張りましょう! 次回はヤング川柳で若返ります!! |