2023 5/28 引き分け 籔内佐斗司作 「おすもう童子」 西荻南児童公園にて 大相撲の中継で、勝負の瀬戸際に観客の声援がやけに賑やかで驚いた。 コロナ解禁?で、思い切り歓声を上げられるようになったからね。 3年間の自粛生活もようやく一区切りで、日常が戻って来た。 今進行中の戦争も、そろそろ終わらせたいと誰もが思っているのに… 両方の陣営で盛り上がってるだけってどうなの? 相撲なら、水入りとか痛み分けってことで、引き分けになるのにね。 喧嘩なら、先に手を出した方が負けなんだけどね…ねぇ!? 5/23 水墨イラスト ファッションイラストレーター森本美由紀の原画展へ。 観客はさすがに若い人ばかり。 墨と筆だけで描いたスタイル画は、今でも斬新で美しい。 華奢な手足に流行の服を着こなしている女の子。 誰でもいつかどこかで目にしているに違いない。 間近で見ると、筆一本で勢いよく描かれていたのがよく分かる。 水墨画にも通じる筆遣いにしばし見とれる。 真似して似顔絵を描いてみた。 誰かって? 分かる人には分かる…? 5/17 竹笋生 生のタケノコがお店に出始めた頃、あまりの高値に足踏み…。 値下がりを待って、2回ばかり食べた頃には姿が消えた。 二十四節気の立夏の中に、竹笋生(たけのこしょうず)がある。 ちょうど今頃だけど、温暖化のせいかもう立派な竹になった。 路さんの俳句に、 「筍の 十二単を 真っ二つ」という威勢のいい句が…。 確かに、何重にもまとった皮は、十二単のようだ。 さて茹でようかと、包丁を入れた潔さが小気味いい。 さぞかし美味しかったことでしょう。 手作りの筍の十二単 大田黒公園にて 5/13 自由 V 籔内佐斗司作「大朝露童子」 井荻公園にて 老子の教えに、「上善如水」というのがある。 水は形を変える柔軟性を持ち、他と争わず、下へ下へと流れていく謙虚さを持つ。 水のように生きられれば、自由になったといえるのかも。 ブルース・リーの名言に、「水になれ!」というのもあった。 武術の神髄でもある。 そんな名前のお酒もあったなぁ。 お酒は人の心を自由に開放する作用もある。 でも飲み過ぎると、水のようにくたくたになってしまう。 水になるって難しい…。 5/8 自由 U 自由には、自分勝手になるという側面もある。 コップからこぼれた水は、どこまでも広がっていくだけだ。 自由は手に入れただけでは意味がない。 そこから何を成すかが問題だ。 昨日、たまたま牧野博士の生涯を紹介する番組があった。 植物を愛し日本中の植物を集め研究し、その魅力を伝え続けた。 その勢いは留まることなく、目標に向かってまっしぐら。 意志のある水ように、最後まで一本道を流れ続けた人生だった。 好きなこと、得意なことは、水にとっての引力かもしれない。 博士が発見し、命名したムジナモ (牧野富太郎著 新日本植物図鑑より) 5/2 自由 T あるとき聞いた水の話… 水が入っているコップが倒れたら、こぼれた水はどう感じるか? 〇 水は自由になったと感じて喜ぶ 〇 水は自分の形が分からくなって混乱する さて、どちらでしょう? NHK朝ドラの主人公が、自由民権運動に巻き込まれた。 自由を求めて、家業を継ぐというしがらみから抜け出せるのか? ドラマのモデルは牧野富太郎という偉大な植物学者。 結果は、自由を手に入れて自分の意志を貫いたということで…。 水には自分の意志というものがない。 だから喜びも混乱もせず、重力に従ってただ流れていくだけ。 ではないかと思うのですが…? |