ひとりごと


2022


7/28    お願い止まって!



 なかなか止まってくれない生き物を写すのは難しい…


横断歩道で車が止まらないことで有名な、ある県の標語と動画が面白い。
「止まってくれない○○県」から始まって、
「まだまだ止まってくれない」「お願い止まって」「そろそろ止まって」
と、毎年文言が変わる。

統計を取り始めた頃は、止まってくれない県のワーストワンだったとか。
なかなか渡れなくて困っている歩行者が、なぜか滑稽に見える。
なかなか止まらないのは県民性かもしれないと思うと、これまた笑える。(失礼!)
でも標語のお陰で?最近はワーストワンからは脱却したそうな。

これらの標語は、進化が止まらないコロナウイルスにもピッタリ!

「そろそろ止まって!コロナ君」





7/25    ひたすらの達人



 絵が本当に好きなのかどうか分からなくなった…



陶芸家の辻村史朗氏の生き方が凄い。(NHK日曜美術館にて)

独学で陶芸にのめり込み、志野焼きの土の眠る山を買い求める。
棲み家も工房も釜も手作りし、焼き物の全工程をひとりでこなす。

明けても暮れても今は志野茶碗ばかり、とにかく作る。
出来の良し悪しには頓着なく、とにかく出来たら山中に転がしておく。
2万坪の山に無数の作品が無造作に置かれ、落ち葉や土にまみれている。

禅宗のお寺での修行経験もあったとかで、作ることそのものが座禅?
自作の茶室でお茶を点てて、作品の飲み心地、さわり心地を確かめる。
自分自身の心の有りようを確かめるかのように。

わき目もふらず、作る過程を無心に楽しむ。
そんな姿勢を伝え聞いてか、コレクションする人も多いらしい。(美術館所蔵品も)
死ぬまで続けると淡々と語る様子は、どこか仙人のようだ。

一つの道をひたすら歩む、世にも稀な幸せな人を見た気がする。





7/20    消えた子供たち



 ウクライナの国花 ヒマワリ



    鞦韆や 戦禍に一つ 子らどこに


この俳句は、テレビでウクライナの様子を見ての、俳人路さんの作。
鞦韆(しゅうせん)とは、ブランコのこと。
戦争を体験された路さんの、切ない思いが伝わってきます。

ロシアの無差別攻撃に、大勢の子供たちが犠牲になっている。
ふと大岡裁きの子争いを思い出した。
ふたりの母親がひとりの子共を巡って争う話。
子供の手を引っ張り合って、勝ったほうが子供の親とするという裁定に、
痛がる子供を哀れと思い、手を離した方が本当の親であるという結末。

国民の痛みを感じて、戦いをやめざるを得なくなるのではと、時々思う。
応援することが、戦争を長引かせているといえなくもない。
一日も早く、大岡裁きのように丸く収めるいい手があったらいいのに…。




 






7/15  シルバーいろは歌



 イロハモミジ



以前作った「おしゃれいろは歌」(2021.10.23)のシルバー版です。
誰のことかって? 単なる一般論ですよ。


 けめんも 今じゃ尿漏れ 食べこぼし(入り口も出口も緩みます)

 くなこと 考えないよ 老いの夜(先が短いとつい…)

 か参り この次来る時ゃ 墓入り(随分気弱ね)

 かいまで 上がれずベッドは 一階に(階段を見るとめまいが…)

 どほどの 所で行きたい あの世かな(理想はピンコロです)

 んくつも ここまで来れば 好々爺(一見ね)

 こやさん 刈るとこなくても 身だしなみ(割引料金ってないの?)






7/12 星落ちて 大きさを知る 西の空



 


選挙を目前に、元首相の銃撃事件が起きた。
平和ボケと酷暑ボケの頭に、冷水をかけられたかのような出来事だった。
いつもとは違う思いで一票を投じた人も多かったのでは?

この衝撃には、何か大きな意味があるように思う。
今の日本の状況を、もっと真剣に考えよという警告とも思える。

安倍氏のご冥福を祈ると共に、日本の将来に思いを馳せよう…。



 






7/5  戦争ってなんだ? U 






かの戦争はなかなか終わりが見えない。
あげくに世界は二つに分断されてしまったようだ。

有史以来、戦争は繰り返し起きている。
破壊と創造を繰り返す細胞分裂と思えば、人類の進化の過程で必然的に起きてしまうものなのかもしれない。
今は世界が変わる前兆といえなくもない?

結果はともかく、破壊された街もいずれまた生まれ変わる時が来る。
今までもずっとそうであったように。
今は正しいと思う方を応援しつつ見守るしかない。
より良い世界が来ることを祈って…。







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