ひとりごと


2022


3/29   香りと匂い



 華やかなツバキの陰で、梅の香りが満ち満ちて… (水戸偕楽園にて)


ウメの花は地味だが香りは強い。
サクラやツバキなど、見た目が華やかな花は香りが弱い。
虫を引き寄せる手段の違い?
最近花屋さんでよく見かけるユリの花は、豪華で美しく香りも素敵だ。

母が入院していた頃、お見舞いにユリの花を頂いたことがあった。
大輪のカサブランカが、病室を華やかにしてくれて喜んだのも束の間…
看護師さんに、「夜は香りがきつくなるので興奮して眠れなくなる」
といわれ、ナースステーションへ移動することに…。
どんなに素敵な香りでも、強すぎると害にもなるんだと初めて知った。

香水のきつい人とすれ違い、強烈な匂い!に思わず振り向くことが…。
付け過ぎると、香りが匂いに変身することもある。

香水って、〇ン〇の成分を使って作るのもあるんだとか。
香りと匂いって、微妙な関係ね。



 数年前に作った 白い和紙を張った一巻張りの篭 香りは無し





3/24   国歌



 


ウクライナの国歌「ウクライナは滅びず」を聴くと、何とも切ない。
侵略を阻止して自由を求めて立ち上がろうという歌詞。
今現在の状況を歌っているように聞こえて涙が出る。

より大きな戦争にしないために、世界は黙って見守るだけ。
自分の国は自分で守るしかないのを、今まさに目の当たりにしている気がする。

我が国の国歌は、世界にも稀な、戦う姿勢のない穏やかで荘厳な歌詞だ。
国歌は国民性を表していると思う。
いざという時に、果たして守り切ることができるのかどうか…?






3/20   悲しい花



 


ヒマワリがウクライナの国花と知って、映画「ひまわり」を思い出した。
反戦の思いを込めて、今各地で再上映されているらしい。
皮肉なことに、イタリア・フランス・ソビエト・アメリカの合作映画だ。

第二次世界大戦後、離れ離れになった夫婦の物語。
戦場で行方不明になった夫を探してヒマワリ畑を行く妻に、地元の人が、この下に沢山の兵士が埋まっているというシーンが…。
悲しい別れの後、ラストのヒマワリ畑が切なく胸に迫る。

同じ国でまたも悲劇が起きてしまうとは…
人間の愚かさに腹立たしくもあり、悲しすぎて言葉もない。

撮影に使われたキエフ郊外にあるというヒマワリ畑、この夏もたくさんの花を咲かせるだろうか?



 






3/15   〇〇〇のプーさん



 お隣のお孫ちゃんの落とし物


シンドイッチマンの会話


「プーさんは一体何を考えているんだろうね?」
「ハチミツのことに決まってるだろ」
「そのプーさんじゃない!戦争を始めちゃったあの人さ!」
「ああ、あの人はボルシチとピロシキのことを考えてる」
「そういう話じゃなくて…」

「増々エスカレートしてるな」
「止める人はいないのかね?」
「周りで反対する者は粛清されるらしいよ」
「怖っ!勇気のある人はいないの?」
「そうだ!ひとりいたよ!」
「誰?」
「クリストファー・ロビンに頼もう!」
「…そこから離れろ!」

「誰かに操られているのかもよ」
「そうは見えないけど…」
「表面だけ見ていては分からない。ものには必ず裏がある」
「いくら剥がしてもマトリョーシカだ、裏側も同じだろう!」
「いや、操っている奴は別の場所にいるのかも」
「誰だ?」
「お隣の大将」
「えっ!まじで?」
「そのうちこっちもやられるかも」
「どうするよ?」
「肉まんと餃子、食いだめしておこう!」
「…え?それだけ?」
「それと、春巻きも!」
「…?」

飽食で平和ボケのどこかの国も、明日は我が身と思った方がいいかも…
一日も早い戦争の終結をお祈りいたします。





3/13   散歩



 飼い主といっしょに、公園を散歩中のミミズク君


動物は目的があって(ほぼ餌探しのために)歩く。
単に歩くことが目的の散歩は、人間だけの楽しみかもしれない。

「運動は脳に良い影響を与える。その中でも最も良いのは『散歩』だ」
とおっしゃる脳科学者もいる。
運動、ストレス解消、日光浴((免疫力強化)と効能は多大。
その上、ひとりでもできるしお金もかからない。
散歩中にいいアイディアが浮かんだという哲学者や数学者も多い。
お散歩は、ハイソな?たしなみでもあるのだ。

犬やミミズクがいなくても、散歩に行こうね!



 カラスに威嚇されても知らん顔






3/10   あとどれくらい?



 中身は誰にも分からない…


「人生一生 酒一升 あるかと思えば もう空か」(作者不詳)

人生をマッチ棒と例える人もいれば、一升瓶のお酒とみる人も…。
楽しいことも辛いことも、終わってみればあっという間。
人生も、気付いた時には「えっ?もうおしまい?」と驚くというわけ。
あとわずかともなれば、惜しい気持ちにもなる。
瓶が空っぽになるまでに、どれだけのことができるだろうか?

大好きな三遊亭圓生の落語「死神」を思い出した。
もうじき消える命の蝋燭を見ながら、「消ぇるよ、消ぇるよ」という死神の声が聞こえてくる。(キャー!)

マッチも蝋燭も消えないうちに、やりたいことをやろうね!





3/5   火の用心!



 


「人生は一箱のマッチに似ている。重大に扱うのはばかばかしい。
しかし重大に扱わなければ危険である」
芥川龍之介の言葉だそうだけど、現代っ子には意味が伝わらないかも。

今の子はマッチで火を付けられないらしい。
そもそもマッチそのものを見たこともないんだとか。

「マッチ一本火事の元」はもう通用しないかもしれないけど、
3月1日から7日まで、春の全国火災予防運動の日だそうな。

 マッチをよくご存じの方へ…

    人生を一本のマッチとすると
    周りを明るくしたり役に立つことができる
    使い方を間違えると困ったことにもなる
    どう使うかはその人次第
    そしてそれはあっという間に消える。
                     いづみ





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