2021 11/26 コロナ数え歌 U このところわが国では、コロナ感染者数が不気味に減っている。 全国的にゼロになりそうな勢いだ。 でもまだアフターコロナというには早いって? なに!またまた変異株が出現だって? そこで、昨年の大学数え歌(2020.4)をもう一度変異させてみました。 一つとせ ひとりぼっちはもう飽きた 皆でいっしょに騒ぎたい そいつぁゆるりとね 〃 二つとせ ふたりを隔てるアクリル板 もぐもぐ食べる 黙々と そいつぁ味気ない 〃 三つとせ 見えない所で舌を出す マスクの中では百面相 そいつぁ愉快だね 〃 四つとせ 夜の巷がよみがえり ネオンちょうちん灯り出す そいつぁボチボチね 〃 五つとせ 犬が居ぬでもお散歩を 運動不足の解消に そいつぁいい習慣 〃 六つとせ 無駄な抵抗やめましょう 注射嫌いも ワクチンを そいつぁやるっきゃない 〃 七つとせ 泣く子も黙る コロナでも 薬ができれば 怖くない そいつぁ有り難い 〃 八つとせ やけになったらおしまいよ ネットで炎上するは負け そいつぁ気を付けろ 〃 九つとせ 今年はやりたい忘年会 リアルであの子の隣でね そいつぁ頑張れよ 〃 十とせ とうとう宣言解除だと 外食旅行にコンサート そいつぁ豪気だね 〃 picture by Isui 11/20 中途半端 少女と乙女の間? なんでも中途半端になると困ることは多い。 でも何かに変化する途中は、なんだか不思議に愛おしかったりもする。 そんな中途半端な状態を詩にしてみました。 素敵な中途半端 編みかけのマフラー ピンク色の夕焼け 半分青いレモン 乳歯が抜けた前歯 白髪混じりのごま塩頭 音痴のいる合唱団 喧嘩と仲直りの間 友だちと恋人の間 遅刻の君を待つ時間 なんだか落ち着かない でもなんだか楽しい いづみ 11/14 みんなでやれば… 「関東は沈没するらしいよ」 「それ、ドラマだろ?」 「まあね、でも今すでに世界のあちこちで水没している」 「ドラマみたいに大騒ぎになった頃には手遅れか…」 「COPの対策が効果を表すのはいつのことやら…北海道に移住するか?」 「いや、どんな異常気象にも耐えられるように、体を鍛える方が確実だ」 「エアコン使わず我慢大会?」 「みんなでやれば怖くない!」 「それとっても無理!」 「世界のリーダーって何考えてるんだろうね?」 「脱炭素の技術をどれだけ持ってるか、ミサイル何個持ってるかが大事」 「子供か!?」 「ミサイルを作るのにどんだけ二酸化炭素出るんだろね?」 「実際に使ったら二酸化炭素どころじゃない。世界はもうおしまいだ…」 「削減なんていってないで、全廃して有効利用する方法を考えたらいい」 「よっぽど空気綺麗になりそうだな」 「みんなでせ〜の!でやったらいいんだ!」 「やれると思うか?」 「いや、無理だな。…子供におもちゃは必要だ」 「そうだ!みんなでやれる簡単な方法がある!」 「なんだ?」 「ひとり一本、庭に木を植える!みんなでやれば、78億本!」 「すごいね!…あ、君んちマンションじゃなかった?」 「…」 11/6 コンピューターは役立たず? 田中梅夫氏作 廃品で作った学ぶロボット・二宮金次郎? 「コンピューターなんて役に立たない、だって答を出すだけなんだから」 といったのは、 画家のパブロ・ピカソ。 役に立たないとは、たぶん使っていない人の言い分? 確かに、その答えは完璧に正しい。壊れていないかぎり。 我が家のパソコンも、たまに故障か?と思う事態が起こるけど、ほとんどの場合、自分の操作の間違いだったというのが落ち。 将棋の世界では、どうやらAIが最終的に名人を負かしたらしい。 将棋の手をAIで勉強するF君は、きっと最強の棋士となるだろう。 AI対F君の闘いを見たい気がする。 コンピューターを発明し、年々進化させているのは人間。 〃 が人間の進化そのものを学習してしまうと、果たしてどんな世界がやってくるだろう? 役に立たないなんていっていられないし、答えも人間より優秀かも…。 最近は絵を描くAIができたらしいよ、ピカソさん。 11/1 戦いすんで… 大好きな画家、村上豊氏の作品 ワクチン接種が進んだせいか、ウイルスそのものが弱ってきたのか、急に感染者数が減ってちょっと拍子抜け? 自粛明けのハロウィンは大騒ぎかと思えば、こちらもさほどの混乱はなかったようだ。 長い我慢と忍耐の末、人間も少しは大人になったのかな? 選挙も無事に終わり、一喜一憂の場面もありつつ大きな変化もなく決着。 世の中久しぶりに不安がなくなり、落ち着いた気分。 このまま静かな年末を迎え、笑って新年を迎えられるといいけれど…。 |