ひとりごと


2021


9/30   虫 むし ムシ U



 


シンドイッチマンの会話  (コオロギの災難)


「へぇ、コオロギせんべいが発売されたってよ!」
「えっ?あの秋にいい声で鳴く虫の?」
「将来の食糧難を考えての新企画だそうだ」
「未来の昆虫食の取っ掛かりにしようってか?」
「そういうことだな。ややっ!売り切れ続出だって。食べてみるか?」
「ええっ?!虫唾が走るよ!虫まで食べるなんて。可哀そうだろ!」

「コオロギが可愛そうで、ウシやブタやトリは可哀想じゃないのか?」
「…人間は何でも食べる悲しい生きものだな」
「そうともいえる。でも菜食にも限界があるだろ?」
「確かに。足りなくなる栄養素はある。蛋白質とか…」
「コオロギで蛋白質を!」
「…」

「そのまま唐揚げの方が手っ取り早いな。今晩捕まえに行こう!」
「待て!もう少し鳴かしてやってくれ!秋の夜長だしな…」
「…?」
「鳴き声がお経に聞こえる…」
「…」

春の「啓蟄」と対になる言葉で、今頃は「蟄虫坏戸」(虫隠れて戸を塞ぐ) という時期だそうな。
コオロギ君、早めの冬支度を!






9/25   「風にのって」 無料キャンペーン



 「風にのって」挿絵より


玄鳥去(つばめ去る)の季節で、初夏に日本にやってきたツバメは、ちょうど今頃から南へ帰っていく。

飛来した頃に出版した「風にのって」 は、ツバメのアローのお話。
旅立つツバメたちに別れを惜しんで、この本を再び無料にしました。
本日午後5時〜30日午後5時までです。
(アプリは、Amazonのリンク先の「利用可能な端末」から合うものを選べば、
無料でダウンロードできます)

まだの方は、是非どうぞ!
これから大海原を渡るツバメたちの旅を、応援してくださいね!

毎年遠くからやって来るのは、日本は子育てするには良い所だってこと?
人間が増えないのはどうしたもんだろうね?



 帰ろかな 帰るのよそうかな?





9/19   虫 むし ムシ T



 


シンドイッチマンの会話


「ゆうべ君の夢みたよ」
「どんな夢?」
「ぼくに向かって手を振ってた。虫の知らせかと思った…」
「おい、何の知らせだ!?」
「生きてたの?もう虫の息じゃない?」
「…」
「苦虫噛みつぶしたような顔してるよ」
「変なこというから、虫の居所が悪いのさ。ったく、虫が好かない奴だ」
「うちのは大好きだっていうよ」
「そういうのを、たで食う虫も好き好きっていうんだよ」

「まだ怒ってる?」
「虫歯が痛いだけ」
「虫歯はしっかり治した方がいいよ。8020運動って知ってる?」
「さあ?8050問題なら知ってるけど」
「それは社会問題。8020は80代でも20本以上の歯を残そうって運動」
「どっちもムシできない問題だな」

「君相変わらず本の虫だな。面白かった本だけ貸して!」
「虫のいい奴だ。いつか君に貸した本、虫が挟まってたからいやだよ」
「ああ、蚊だろ?そばに来たから本でぱちんと!」
「本を使うな!一寸の虫にも五分の魂。血くらい吸わせてやれよ!」
「君は虫も殺さない男だね」
「まあね、ゴキブリだったら逃げるよ」
「やれやれ、弱虫な奴だ。そんなんじゃもてないだろ?」
「いや、知らないの?今時は泣き虫男子って結構もてるんだよ」
「まじで!?そいつぁムシできない現象だな…」





9/14   あんた誰?



 優しい顔してご機嫌伺いにくるヤツが…窓を開くと…


「お久しぶりです」
つい最近こんな件名のメールが来た。
差出人の名前はなく、アドレスのみ。前にもこんなのあったかな?
一瞬、誰だろう?名前を書き忘れたのかな?と、開きそうになった。
いや、待てよ!差出人不明ってことは、登録されていない人?
不用心に開けるとウイルス入りかも…。
そこで「名を名乗れ!」と叫びつつ、即削除。

次の日、同じアドレスから、「今日はお忙しいですか?」
やや、またか?さもさもこちらのことを分かっているかのごとき件名。
「しつこい奴じゃ!名を名乗れ!」と再び削除。

すると、数時間後に、「返信ないけど、なにかあったのですか?」
クックッ…開いて文句をいってやりたいのをぐっと我慢。
「いい加減にしろ!」と削除。
それ以来諦めたのか?来なくなった。

どうやらこんなメールが横行しているらしい。
目的は分からないけど、ウイルスはコロナだけじゃない。
みなさま!不審なメールにはご用心を!





9/10   シジミの気持ち



 


  「桶深く 瀬田の夢見る 蜆かな」

これは、俳句同人誌「麦兆」で天賞を受賞された、路さんの句です。
砂抜きで桶に入れられたシジミが、故郷の瀬田川を忍んでいるという句。
シジミの気持ちが、しみじみと!伝わってきます。

蜆は春の季語でもあるけれど、土用蜆、寒蜆などと、一年中味わえる。
秋風が吹き始めると、温かいシジミの味噌汁が恋しくなる。
でもこの句を思い出すと、ちょっと可哀想な気もする…。





9/5   お風呂いただきました



 小金井の江戸東京たてもの園の銭湯


NHKの朝ドラで、主人公の下宿先がお風呂屋さんで、なんだか懐かしい。

10年ばかり前に、給湯器が故障して、しばらく銭湯へ通ったことがある。
この際だからあちこちの銭湯を覗いてこようと、3、4か所は行ったかも。
久しぶりの銭湯体験に、ワクワクしながら…。

まずは下駄箱が木の札ではなくアルミの札に。
番台が姿を消してフロントに。
脱いだ服を入れるのは、あの懐かしい丸い篭ではなく、ロッカーに。
洗い場へ入ると、シャワーがあり、中には1人ずつ仕切りがあったり。
湯船もボコボコと泡が出たり、小さな露天風呂付きも。

銭湯の小さな進化を垣間見た体験だった。
今ではほとんどの住宅は風呂付きになり、東京の銭湯は、戦後と比べると4分の1にまで減ってしまったそうな。
ところが今、それぞれのアイディアと工夫で徐々に持ち直しているとか。
そんな新たな進化、またいつか覗いてみたい…。

あのドラマで夜中にこっそり風呂掃除してるのは、いったいどんな人?





9/1   小学生へ



 歯磨けよ!宿題やれよ!


こんな時代に、小学生の子供たちはなんともお気の毒よね。
思い切り遊ぶこともできず、不自由だった夏休みが終わったと思ったら…
新学期は場所によっては夏休み延長、しばらくオンライン授業、分散登校とかとか…。

お蔭で宿題セーフ!なんていってる小学生もいそうだけど…。
大人になったら宿題がなくなる!勉強もなくなる!な〜んて期待してる子も多いかも。
いやいや、そんな甘い考えは今すぐに捨てなはれ!
人生は宿題だらけ、勉強は一生続くのよ!

どんなことも、後になってから気付くことがたくさんあるの。
小学生の頃の勉強が、とっても重要なものだったってこともね。
ずっと後になって反省してる大人も結構いるのよ。
昨日ね、ラジオで叫んでる大人がいたよ。
「どうせやらなきゃならないんだからさっさとやっちゃおう!」って。

できるだけガンバロウね!
未来の自分のためにね!

                 昔々小学生だったおばあちゃんより



 お風呂入れよ!



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