ひとりごと


2017


3/29     町のネズミと田舎のネズミ U



 最近のアスファルトは結構いい感じ…


六本木辺りで、ネコのような大型ネズミを見た人がいる。
やれやれ、都会のネズミはグルメで太っちゃったのかねぇ。
もうこうなると天敵は手ごわい人間だけ。
田舎のネズミは自然の中で木の実や草の根を食べ、多くの天敵をかわして生き延びる。
どっちがいいか、イソップさんに聞くまでもないか…。
いやいや、良く考えたら、ネズミはどこにでも適応できるってことかもね。

人間も、都会で便利な生活をして運動不足で健康寿命を短くするか、田舎で畑を耕したり自然と闘うなどして身体を鍛えながら最後まで元気で暮らすか?
どっちがいいかって?
こういうと田舎の方が良さそうだけどね。
ジョギングしたりジムに通ったりと、都会も打つ手はあるのよね。

まあ住めば都っていうしね、ネズミといっしょでどっちでも住み慣れればいいってことで、よろしかったでしょうか?



ネズミを捕らなくなった都会のネコ






3/25     町のネズミと田舎のネズミ T



 動物園を逃げ出したリスも、翌日戻ってきたそうな


退職後に都会暮らしを捨てて、自然を求めて田舎に住む人も増えている。
その反面、お年を召してから利便性重視で駅近のマンションへ越す人も。
どこに住むかは自由だけど、若いうちならともかく熟年過ぎに環境を変えるのはかなり大変。

ご主人の仕事柄、地方を点々とした友人が、年賀状に都会のネオンが恋しいと書いてきたことがあった。
うんうん、分るなぁ。
別に夜な夜なネオン街に繰り出すわけではないし、街の喧騒が好きなわけでもないけれど、人恋しいのよね。
育ちは一生響くもんだとつくづく思う。

町ネズミか田舎ネズミかが、終の棲家の決め手になるかもしれない。





3/21     ここ一番 語るは子規の 枕元



 笑うのは人間だけ?


俳句と落語を合わせた、「ライト俳句落語会」というのを覗いてきた。
俳人正岡子規の終焉の地、子規庵での初めての試み。

出演の落語家は、春風亭正太郎、林家つる子さん。
俳句を元に(無理やり?)作った小話もあって、若手の柔軟さを感じた。
かつての子規の寝床で、落語家が四苦八苦しているのも妙に可笑しい。
金ちゃんこと、夏目漱石まで登場の新作落語?に、子規先生の喜ぶ様子が目に浮かんだ。

若い落語家を育てるには、こんな変わった企画もいいかもしれない。
賑やかで派手な表舞台を支えているのは、裏での下積みの努力。
狭い会場での身近なやり取りに、そんな裏側を垣間見たような気もした。





3/17     残されて 浮かれるのやら 沈むやら   



 


連れ合いを亡くした時に、どう立ち直るかは人それぞれだ。
永六輔さんが愛妻を亡くされた後、毎日妻あてにハガキを出し続けたそうな。
精神のいいリハビリになったらしい。

最近ご主人を亡くされた年上の友人に、その後の様子を尋ねてみたら…。
「大事にされた人は立ち直るのが大変で、苦労させられた人は立ち直りは早いのよ」とおっしゃった。
ご本人は後者のようで、もっぱら相続税の話に花が咲いた。
当初は落ち込んだとしても、やがて陽気な未亡人ってのも周りはほっとする。

一時は心配された永さんのヤモメ暮らしも、持って生まれた明るさと、家族や友人の力で長く支えられた。
残された数年をどう生きるかにも、その人が出るものだ。









3/14     地の果ても お隣さんの テリトリー



 ダロール火山



 奇岩群


びっくりの風景は、先月、ミントティーさんが行ったエチオピア。
そこはアフリカ? 「アベベの国」だって。
へぇ〜、何があるの? 「砂漠と火山」だって。
ひぇ〜! 干からびそうだねぇ〜!
かくして10日余りの過酷な旅から、半分干からびて?帰ってきた。

砂漠を150キロも走ったり、塩湖で浮いたり…。
火山は噴火口に毒ガス充満で近寄れなかったり、添乗員がダウンしたりとハプニングもあり。
半分は寝袋でテント泊。
現地の食べ物にも挑戦して、2キロ痩せたそうな。

エチオピアは、中国の援助が行き届き?今や半分中国化してしまったらしい。
うーん、資金援助以上に、人海戦術は威力があるのか?
アジアに限らず、世界中にお隣さんの勢力が拡大しているってこと?
いまに息のかからない所はない状態になるかもねぇ…。

旅から帰ったら、野良ちゃんは相変わらず毎日やってくるんだそうな。
留守中はあちこち渡り歩いて生き延びてたって?
人間もネコもたくましいのだ。



 これは人間の餌? 国民食インジェラは右手で食べる





3/10     安全は 何処にありや 野良の春



 岩合さんの写真を見て描いてみた 可愛いさがイマイチ足りない…


友人のミントティーさんが、家に遊びに来るメスネコの不妊手術をしたとか。
逃げ回るので、捕まえるのに一日がかりだったそうな。
手術費は、メスが2万円、オスが5000円だって。(構造上、差は大きい…)
野良猫に餌をやる人はいても、そこまでする人は少ないだろう。

全ての野良ネコを保護するわけにもいかない以上、増やさない努力は必要だ。
でもこれも限界は目に見えている。
保健所へ持ち込まれ、殺処分される犬猫の数は、驚くことに年間約8万匹。
ペットを飼えなくなって捨てられる場合が多いとか。

最近、近所にいた野良猫が数匹、いつの間にかいなくなった。
ネコ狩りをする業者がいるという噂が…。
ペットショップに売られるのはまだいい方で、製薬会社に実験用として売られることも。
動物を売り買いすることが、まかり通っていること自体おかしい気がする。

そもそもペットショップって、あんなにたくさんあっていいんだろうか?
ドイツにはペットショップがないというのを思い出した…。





3/8     ジョシとダンシ V



 オスメスどっち?(谷中銀座にて)


岩合さんは別として、動物の雌雄もちょっと見ただけでは分らない。
お互いに匂いで判別するんだろうか?

そうそう、人間も自分に合った相手かどうか、匂いで判断しているらしいよ。
強い子孫を残すため、人の遺伝子は「自分とより遠く、より異なる遺伝子」を求めるんだとか。
異なる遺伝子に惹かれるよう、異なる匂いを「いい匂い」と感じるんだって。
見た目以上に、本能的に嗅ぎ分けているってこと? ほんと?

上野のパンダカップルはどうしたかなぁ…?





3/6     ジョシとダンシ U



 ちょっと強面だけど、女子らしいおばあさん? (スイス・ルツェルンのメガネやにて)


生まれてしばらくは、男子と女子の見た目はあまり変わらない。
年を取ると、これがまたどっちだか分らない人が増えるのだ。
おじいさんかおばあさんか迷うことがある。

特別な事情がない限り、おじいさんがおばあさん化することはなさそうだ。
ところがおばあさんは何もしないで放っておくと、限りなくおじいさんに近づく気がする。
女子はいつまでも女子でいる努力が必要かも。

百歳詩人の柴田トヨさんが、毎朝口紅を忘れないといっていたのを思い出した。
いくつになってもダンディーな男子も素敵だけどね。





3/3     ジョシとダンシ T


 手の平サイズの陶器のお雛さま どっちも可愛い


○○女子や○○ガールって、何かをやっている(若い)女ってことよね。
いちいち女を付けられているうちは、女もまだまだなんだなぁと思う。
こんな表現がなくなった頃に、女が社会で普通に活躍できるのかも。

片や○○男子も増えている。
こっちは男が何をやるかではなく、(女から見て)どんなタイプの男かってことらしい。
この現象って、女が強くなり男が弱くなっている現れのような気がする。

いつになったら、どちらも同じ人間として対等になるんだろうか?


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