2017 2/28 菜の花や 茎は苦みで 葉は甘味 なばなは春の味 春の代表のような菜の花は、菜種油を搾るアブラナの花だそうな。 ところが、キャベツ、ハクサイ、カブなどの新芽を成長させるとやはり黄色い花が咲く。 どれもアブラナの仲間で、菜の花によく似ているらしい。 近所のコマツナ畑が、ある日菜の花畑になっていて驚いたことがある。 つまりみんな菜っ葉の花ってことなのね。 ちょうど今頃、「なばな」と称して黄色い花のついた菜っ葉が出回る。 これはいったい何の葉っぱなのか? アブラカダブラナノハノハ… 2/23 嫌われる勇気 NHKの 「100分de名著」 でも取り上げられ、アドラー心理学が今人気上昇中。 これをベースにしたドラマ、「嫌われる勇気」 が面白い。 ドラマの合間に心理学者の解説が入る、ちょっと変わった趣向が新鮮。 上司や同僚にお構いなく自分勝手に捜査を進める女刑事が、痛快に事件を解決していく。 実際にこんな人がいたらチームワークを乱すし、そもそも仕事をやらせてはもらえないだろう。 そこはドラマ、他人に媚びない生き方は気持ちいいと思わせる。 ここまでいかないまでも、他人の顔色を伺い過ぎる日本人には、そんな勇気は必要かもしれない。 アドラーの名言より… 「他人からの賞賛や感謝など求める必要はない。 自分は世の中に貢献しているという自己満足で十分である」 アドラーさんの時代はフロイトやユングが主流で、評価は低かったはず。 今頃になって大流行するとは、生きていたら、やっぱり嬉しいのかしら? 2/17 重装備 嬉しくもなし 春一番 眼鏡もマスクもいらない 素手で魚を捕まえる 有り難いことに、サングラス以外眼鏡というものをかけたことがない。 それでも最近は長く目を使うと疲れる。 パソコンは特に眼を酷使する。 だからしかたなくパソコン用の眼鏡をしている。 眼鏡ってやっぱり鬱陶しい。 花粉症でマスクをする。 これも直に呼吸ができないってことで、結構息苦しいものだ。 いつも行く美容院の美容師さんが、真っ黒な手をしていた。 ゴム手袋をはめずに素手で染めるらしい。 素手の方が、思い通りに操作できるから気持ちがいいんだと。 手は薬品で洗えばいいからだって。 気持ちは分るけど、これは例外でよっぽど皮膚の丈夫な人でないと無理。 食器洗いもゴム手袋が必要な人もいる。 裸眼で眺め、素手で触り、思い切り深呼吸… 段々当たり前のことができなくなる。 春一番も、半分迷惑と感じるのも悲しい現実だ…。 2/9 堀の内 お江戸の春が 今ここに 八重唐梅 (ヤエトウバイ) 皇居東御苑へ梅を見に行った。 ほぼ満開で、花粉症のマスク越しでもいい香りが…。 手入れの行き届いた木々とキリリと整った石垣とがマッチして、さすがに格調高い雰囲気。 海外からの観光客も多く、美しい日本の早春を満喫していた。 芝生で草取りをするボランティア?の人々、制服姿の警備員がそこかしこに…。 見えない所でも、大勢の人がこの美しさを支えているのを感じた。 早咲きの河津桜がもうほころんでいた。 巨大な石を切り出して運んだ昔の人も凄い (右の青いのは人) 2/3 鬼になる 杉並区今川 観泉寺の山門 節分の今日、桃太郎の鬼退治の話が面白かった。 二月大歌舞伎での「門出二人桃太郎」で、中村勘九郎の長男(5才)次男(3才)が初舞台を務める。 その稽古の様子から初舞台を踏むまでをテレビが密着取材。 まだオシメをしているうちから歌舞伎俳優の道を歩む姿は、痛々しくも可愛いさいっぱい。 やんちゃ盛りの三才は、ぐずったり寝てしまったりで周りをハラハラさせる。 やがて初舞台の初日。 お父さん演じる鬼を退治して引き上げる桃太郎に、客席から「中村屋!」の声と拍手喝采が…。 歌舞伎俳優の並々ならぬ努力の一端を見て、やはり世襲でないと務まらないものもあるなぁと思った。 時には児童虐待かもといいながら、鬼になって子を叱る。 優しくもあり厳しくもある鬼親に、拍手を送りたい。 |