2016 9/29 マッターホルンを探せ! photo by Yasu アイガー登頂の話を書いていたら、スイスから山の絵を頂いた。 この美しい絵は、なんと、シルクのスカーフに描いたもの。 「スイスアルプス」 と題して、スイスの山々(マッターホルン、ピラトス、モンブランなど)、湖、花畑や街が並んでいる。 作者はスイス在住の染織作家、ヤスさん(ミントティーさんのご友人) チューリッヒの街を案内して頂き (7/20掲載)、先日東京へお出でになった時にまたお目にかかった。 明るく前向きで、いっしょにいるととっても元気が出るお方。 お隣で静かに見守るご主人 (スイス人) との、馴れ初めを想像するのも楽しい。 ロウケツ染めは、普通の染織と違って蝋で塞ぐ作業があるので、手間がかかる。 スカーフなので、首に掛けた時にどう映るかも計算に入れているとか。 真ん中から下げると、山々は左右に縦に並ぶようになっている。 山を首に掛けるなんて、イモトもびっくりの芸術作品でした。 9/27 いざ挑め もうれつ女の とう頂だ 3ヶ月前、アイガー北壁を眺めながら歩いたっけ…イモトはあの右端の稜線を頂上まで登った! 日本テレビの「世界の果てまでイッテQ!登山部アイガー登頂」が凄い。 タレントのイモトアヤコがスイスのアイガーに挑んだドキュメント。 お笑い芸人の軽いノリで行けるのか?と疑いつつのんきに眺めていたら… その気合いと根性にぐんぐん引かれていった。 一歩踏み外せば命取りの両側断崖の稜線を、何度も登り降りをくり返す。 空気も薄いだろうに、さすが芸人、文句をいいながらも随所でコメントを入れる。 断崖絶壁の途中で用を足すという、前代未聞の行動に出る図太さもあり。 ロープだけが頼りの断崖を登り、ナイフの刃の上を歩くことのくり返し。 アイガー登頂は自分への挑戦だといいつつ、最後の難関ジャンダルムでは、体力も気力も尽き果てて… 「もう嫌だ!」「女優に戻りたい!」などと弱音を吐く。 え? 女優だったのか? もう登るも下るもできない、絶体絶命と思われたその時… 上からガイドが落とした氷の破片が頭に当たる! たちまち恐怖は怒りとなり、俄然闘志が湧いてくる。 この人の場合、怒りは原動力になるらしい。そこから黙々と山頂へ。 頂上では、快晴の絶景とイモトの笑顔が眩しかった。 お笑いも女優業もほとんど見たことないけど、イモトって凄い人なのね? あの濃過ぎる眉毛は、自分を奮い立たせる為なのか? 捨て身で何にでも挑む根性は見上げたものだ。 なに? マッターホルンにも登ったんだって? うーん、恐れ入りました!! 9/22 太陽に 頼る発電 どうなのさ? こう雨ばっかりだと気が滅入るねぇ。 私も真似して川柳でも作ろうと思ったら、まあ景気の悪いこと… 何もせず 漂っていたい 浮世かな(怠け者) もういいかい? 聞いても答えぬ 閻魔大王(お迎え待ち) この世には here と now しかない 3次元(過去も未来もない) 文明が 発達し過ぎりゃ 絶滅とは(地球外生物も環境悪化で自然消滅) 資源なし 原子力だめ さてどうする?(日本の未来は?) 愛ちゃんは 台湾へ 持っていかれ(日本の男は何してたんだ!?) 9/18 川柳は楽し 毎年お正月の干支折り込み川柳に投稿くださる川柳作家さんが、14日の産経俳壇で天に選ばれました! テーマは 「葡萄」 … ソムリエに 舌を巻かせる 芸能人 … 確かに、本職顔負けの美食家っているのよね。 飲んだり食べたりに相当なエネルギーを使っている。 薀蓄披露も本職より達者だったりして…。 お笑い芸人で食通と呼ばれるある人は、芸人としてのスケジュールよりレストランの予約が優先だそうな。 もう既にそっちが本職になりつつあるらしいけど。 川柳作家さんは、新聞ばかりではなくラジオにもご出演と、お忙しいようで…。 あのぅ、本職は何でしたっけ?? 9/16 柴又に ふられ上手の 兄の居り 谷中の指人形笑吉工房主催 露木光明氏作 「男はつらいよ」をやっていると、つい覗きたくなる。 寅さんったら、もう少しでいい線いくのに! 自分からふられちまうなんて、ほんとにバカだねぇ。 またさくらちゃんが気をもんだだけで終っちまった…。 渥美さんがもうちっと長生きしてりゃぁ、あのリリーさんといっしょになれたかもしれないんだってよ! ほんとに残念だねぇ。 それにしても、渥美さんて、役者だねぇ。 寅さんが渥美さんなんだか、渥美さんが寅さんなんだか分らなくなるよ。 台詞もいいけど、目の演技がいいんだね。 開いてるんだか閉じてるんだか分らないほど、小さな目なんだけどねぇ。 寅次郎…「それを言っちゃあお仕舞いよ!」 9/13 青春の 風駆け抜ける 甲子園 NHKの「俳句甲子園2016」を、覗いてみたら… 野球と違って静かなのかと思いきや、なかなかに熱い闘いが展開していた。 愛媛県松山市での全国大会は、各高校の生徒5人1組のチーム戦。 俳句の出来映えだけではなく、ディベートによる俳句の鑑賞力も競う。 まず、俳句に熱心に取り組んでいる高校生が、大勢いることに驚いた。 句は若者らしい躍動感があって、斬新で面白い。 年代によって、感覚も言葉の選び方も違ってくることを実感した。 自分に自信がなかった生徒が徐々に自信をつけていく様子も見えて、五七五で自分をさらけ出し自分を見つめる作業が、逞しく生きる力を養うのかもしれないと思った。 … 俳句甲子園での句より … 短夜の 「こゝろ」半ばに 閉じにけり 学校は 恋を教えず 天の川 天の川 僕は昔のように 普通 とある日の エンドロールとして 銀河 9/8 台風 台風が去った後、公園には大きなトチの実がたくさん落ちていた。 今までにない、直径5、6pの大物に驚く。 近頃の台風は、進路が違ったり、風雨も半端ではない。 災害は忘れた頃にやってくるのではなく、忘れぬうちにやってくる。 東日本大震災の被災地がまたまた被害に会い、なんともお気の毒。 もうこれ以上虐めないでもらいたい。 都庁辺りでも、今までにない厳しい台風が暴れ出した。 大物をドンと蹴飛ばし、給料半額なんぞと、威勢がいい。 この勢力を維持したまま (途中で温帯低気圧なんかにならないで!) 怪しげな風習?を一掃してもらいたい。 9/4 期限切れ 京都某所の防火用水 防災週間とあって、防災用品や食料を点検してみた。 中から、水で発熱する簡易コンロとご飯のセットをいくつか発見! 何年ものか? 既に期限切れ。 自分で用意したのに忘れていた…私の記憶力も期限切れ? ただ捨てるのはもったいないと、ひとつ試しに実験してみた。 厚手のビニール袋に、ヒートパックなる固形の発熱剤を入れ、その上にアルミパックのご飯を乗せる。 少量の水を注いで (すぐにブクブクと沸騰を始める) 袋のチャックを閉める。 火もないのに沸騰は段々激しくなり、上の小さな穴から蒸気が…。 熱くて触れないほどの熱…化学の進歩と工夫にしばし感動。 やがて15分ほどで沸騰はおさまり、恐る恐る袋を開けてみる。 取りあえず温めるには支障がなさそうなので、発熱剤はまだ使えそう。 ご飯 (五目ご飯だ!) は怪しいので、ひと匙食べてみる。 意外に美味しい。 岳士が黙々と食べる。 大丈夫そうなので? これも取りあえずとっておこうか? 食べ物が何もなければ、これで救われるかもしれない。 賞味期限が過ぎたからって、すぐに捨てるのはやっぱりもったいない。 と思った防災の日だった。 |