ひとりごと





12/13   日の名残り



 紅葉の名残り(少し前の大田黒公園)



 


ノーベル文学賞受賞のカズオ・イシグロ氏の小説、「日の名残り」が素晴らしい。

名家の執事が、執事としての心がけや仕事ぶりを、丁寧な口調で語る。
イシグロ氏は執事のいる暮らしをしているの?それとも元執事なの?
そんな想像をしてしまう程、リアルで細かい描写と表現力が凄い。
イギリスの上流階級の一面を覗いた打ち明け話のようで、「家政婦は見た!」風な可笑しさもある。
大好きなイギリスの風景はもちろん、滑稽とも思えるような堅く重々しいイギリス紳士の特徴が、手に取るように伝わってくる。

晩年に人生を振り返り、他人との関わりを反省し、人間の品格について深く考える。
そんな主人公の心の動きに、作者の慈愛溢れた人柄を感じる。
題名通り、沈みゆく夕日を静かに眺めるような、美しい作品だった。



 





12/8   水辺の宝石



 石神井公園にて



 


公園の水辺で大勢のカメラマンに狙われているのは、小さなカワセミ。
最近は水が綺麗になったせいか、あちこちで見られるようになった。

翡翠とも青い宝石とも呼ばれるだけあって、瑠璃色の羽根が美しい。
枝に止まっている姿を見ていると、時々肩をすくめるような動きをする。
「綺麗ねぇ」といわれて、「いやぁ、それほどでも…」といっているようにも見える。
いやいや、魚を狙っているだけだって?
野生の生きものは、食べることに全力投球しているのね。






12/5   朝の果物 金といわれて 高騰し



 


今はまだ秋なのかと思っている間に、早くも師走。
天候不順で野菜の値段が跳ね上がった。
葉物は特に激しくて、あるスーパーではレタスが500円だった!
捨てる程採れたこともあったのにねぇ…。
このまま一冬続くんだろうか?

果物が美味しい時期でもあるけれど、これもどうやら不作の傾向。
あまり美味しそうに見えないのは、不作のせいか、絵が下手なのか…?


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